ヨークシャー・ハンバー地域は、研究開発費の観点からみれば、ロンドンを除く他の英国地域の中でトップの実績を誇る地域の一つで、3億4,700万英ポンドが学術研究のために投資されています。
これに欧州の研究格付けで最高の評価を得た100以上の大学研究施設が加わり、企業は豊富な専門技術と潜在的なイノベーションを活用することができます。
地域内の大学の商業化を目的とした研究拠点の強みは、既に始動し成功を収めているスピンアウト企業の数により実証されています。診断、治療法、医療機器、手術用器機、支援技術などの多くの多様な下位部門で新会社が設立されています。
学術と臨床双方の領域における同地域の優れた研究により成長が牽引されています。
同地域には多岐にわたる事業支援ネットワークが存在し、国内の投資家や現地企業に対して、相互協力、融資の利用、研修、アドバイスの機会を提供しています。
以下は、センターの例です。
シェフィールド スポーツ医学と機械工学センター2000年9月にシェフィールド大学によって設立されたSCSMは、スポーツによるけがおよびスポーツに関連する医療問題の臨床診療、教育、および研究を専門とする独特の学際的ユニットです。
同種のものとしては英国初である同センターには、それらの臨床問題の管理、医療従事者・指導者・学生を対象とする教育プログラムの提供、包括的研究プログラムに携わる外科医、医師、理学療法士がいます。
支援技術部門リーズを拠点とするNCRNは、高品質のがん臨床研究を支援し、研究の速度、品質、統合の改善を通じてより良い患者治療を実現するインフラストラクチャーをNHSに提供することを目的としています。
がん治療研究所はブラッドフォード大学生命科学部の一部です。研究テーマには新たな分子の開発が含まれ、発見、臨床前評価、臨床応用の3つの大まかな段階を説明します。
ヨーク大学を拠点とするヨークシャー州がん研究部は前立腺がんを専門に研究しています。同研究部は研究と教育の両面で英国内の主導的な大学の生物科学部の一つである生物学部に拠点を置いています。
シェフィールドを拠点とするクロト研究キャンパスには、クロト研究院とナノ科学技術センターの2つの権威あるセンターがあります。同センターは、電子ナノ技術、環境工学科学、次世代材料、ナノ特性化およびナノ操作、ソフトナノテクノロジー、組織工学およびモデリング、バーチャルリアリティなどの分野を網羅する英国最大の学際的専門研究施設です。
幹細胞生物学センターは、シェフィールド大学の発生生物学における既存の長所を補完する機関です。同センターは、再生医療における幹細胞の臨床応用開発という長期的目標の中心に位置するヒトES細胞技術およびリソースの開発に重点を置いています。同センターは、幹細胞研究および広範な活動における共同技術開発に携わるあらゆる団体との共同研究活動のためのかなりの大きな機会を提供しています。
リーズ大学を拠点とする同研究所は、世界クラスの水準で生体工学教育および研究を行っており、高度な技術を持った人材、技術、および知識を学会、産業界、公共部門に提供しています。
シェフィールド大学を拠点とする表面工学センターは、工学的応用を目的とする被覆および表面加工の生成、評価、特性に関連するあらゆる事柄に特化しています。同センターの主要な研究では、主にプラズマベースの被覆蒸着および表面加工プロセス技術の分野が重視されています。
YCHIは健康情報学の専門知識、共同、および研究のための主導的国際センターです。同センターは、リーズ大学、企業、およびNHSのスタッフ全体から研究者を集めて、情報を取り交わすことで健康産業の問題解決を図ります。
CHEは、保健政策の決定に影響を与えることができる質の高い研究を行っているヨーク大学の研究部門です。4分の3が研究者という50人近くjのスタッフがいる同センターは、世界最大規模の健康経済学研究部門のひとつです。
CNAP研究センターはヨーク大学生物学部に拠点を置いています。同センターは植物および微生物ベースのアプリケーションを使った遺伝子発見に特化し、持続可能な未来を実現するために生物学の成果を産業界および社会に還元しています。
利用できる学術産業技術
ヨークシャー・ハンバー地域の大学の専門技能と最先端技術を企業が利用できるようにするためのユニークなネットワークである産業連携センター(http://www.yorkshirecic.com)が設立されました。 このセンターの存在により産業界と大学の技術格差の縮小が図られます。
以下は、センターの例です。
バイオマテリアル&ティシュー・エンジニアリング CIC
事業、臨床、および研究の各分野の世界クラスの人材グループの専門知識を集めた同センターは、新たなコンセプトを市場にまでもっていくことを狙いとする組織を支援します。研究分野の中には、整形外科、創傷治療、泌尿器学、心臓および血管、歯学、頭頚部手術が含まれます。
ブラッドフォード大学にある世界トップクラスのミクロモールド センターを利用して、業界の新たな小型バイオメディカル製品開発の支援を行っています。その製品には、人工内耳、吸収性損傷固定器や、代用骨物質として使用可能なナノセラミックスなどがあります。
薬剤投与における広範な専門技術を通じて、同CICは薬剤投与システムの試験を含む製品および器具の分析を行っています。同センターは主要医薬品会社と提携し、新型の薬剤投与器具を設計および生産しています。
このCICは、射出成形プロセスで利用されるシリコン鋳型剥離剤の安全性分析を通じて無針インシュリン投与システムの開発支援などの最先端の材料分析サービスを提供しています。
医療機器インプラントのマイクロおよびナノスケールによる計測の最先端を行く精密加工技術 CICは、医療器具メーカー向けに新型の超精密製造技術を開発しています。
デザインフューチャーズ CICはヘルスケア製品の設計に関する研究を行っています。設計プログラムには医療用コネクタ向け認識システムや看護用プロファイルベッド、患者と病院職員をつなぐ病院内通信システムなどがあります。
微粒子 CICは、医療診断・製薬部門の世界クラスの専門知識を提供します。同センターは、微粒子の特性、研修、コンサルティング、問題解決、委託研究などにおける商業サービスを提供しています。
エンジニアリングデザイン CICは、医療・ヘルスケア分野の企業が、工学用途の設計をより有効に利用できるよう支援します。
ワイヤレス技術 CICは、企業のワイヤレス技術の導入を支援します。同CICは、個別ニーズに合わせた技術的ソリューションを提供し、世界トップの専門家や最先端の技術研究所へのアクセスを与え、新技術や製品の製品化を支援し、企業を対象とした専門プロジェクト管理および研究開発支援を提供しています。